ON原作は?波瑠が民放連ドラ初主演。ホラー要素満載?な藤堂比奈子
2016年7月12日より関西テレビ・フジテレビ系で火曜日の22時から放送される「ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子」。この新ドラマはどのようなドラマなのか。
どんなドラマ?
波瑠が演じる藤堂比奈子は警察学校を優秀な成績で卒業し、刑事部に配属された新人刑事。母親の形見である「進め!比奈ちゃん」と書かれた七味缶をお守りとして常に持ち歩き、何にでもその七味を振りかけては周りから変わり者扱いされている。一見、明るく真面目な比奈子だが、彼女には誰にも明かしていない心の闇があった…。
比奈子が刑事になった理由、それは「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」という疑問を解決するため。凄惨極まりない猟奇殺人現場でも平然と捜査に取り組むが、強すぎる探求心から、時に単独で殺人犯に接近しようとする危険な一面も。なぜ比奈子が犯罪者に異常なまでの興味を示すのか?それは、物語が進むにつれて明らかになる。
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 番組公式サイトより引用
サブタイトルで犯罪捜査の本格ミステリーであることはわかるが、「ON」というタイトルは、公式サイトでは犯罪スイッチのON、刑事スイッチONということで表現されているが、もっと幅の広い意味も含まれていそうで、想像力が高まる。
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関西テレビ制作 火10ドラマ ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
火曜日22時からの関西テレビ制作ドラマ枠、「僕のヤバイ妻」の後任ドラマ。この「僕のヤバイ妻」はタイトルから、当初から、木村佳乃演じる妻のヤバさに注目が集まる。同時間にTBSでドラマが放送されているため、毎回厳しい戦いを強いられるこのドラマ枠だが、今回の「僕のヤバイ妻」はTBSのドラマ「重版出来!」と視聴率を二分するほど。7話が終わった時点では、平均視聴率は「僕のヤバイ妻」に軍配が上がる。しかしながら、平均視聴率10%まで巻き返すことは難しいだろう。
関西テレビ制作第13弾となる7月クールのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」。「ヤバ妻」の勢いにのり、この本格ミステリーでぜひとも視聴率を上げて欲しい。
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子の原作は
このドラマの原作は、「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 」。ドラマタイトルは少し変えられていて、猟奇犯罪が異常犯罪に、捜査班が捜査官になるなど、ドラマとしてアレンジされている。
原作のタイトルからして、猟奇犯罪をテーマにした、内藤了氏の人気小説。
原作者の内藤了氏は、2014年に第21回ホラー小説大賞読者賞を受賞した注目の作家。この「藤堂比奈子」シリーズは現在までに、「ON」「CUT」「AID」「LEAK」の4作を発売している。内藤氏が描く心に闇を抱えるヒロインの物語。
ドラマでは、「ON」をベースに続編の「CUT」を含む3作とオリジナルストーリーで展開される。
原作の小説では描写がかなり強烈で、そういったホラーが苦手な人には好まれないが、苦手でないミステリー好きな人には好評で、シリーズを一気読みしたという読者もおり、その面白さが伺える。
今回はテレビドラマということもあって、そこまでの描写は避けられるであろう上に、ミステリー要素は健在なので、今までの「藤堂比奈子シリーズ」のファン以外にも受入れられる可能性も。
タイトルも猟奇犯罪から異常犯罪と変更されているので、ドラマ化としての配慮が伺える。
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