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USBケーブルの間違い?使い方、選び方を失敗すると損をする!

YouTubeやPC編集などメディアで活躍する人に欠かせないのがUSB。
スマホやHDD、ゲームコントローラと接続したりなどと必須アイテムになっています。
日常においてはスマホの充電、仕事のデータを保存などなくてはならないものになっています。

そんなUSBですが、「挿せば繋がる、充電できる」という簡単さと、ケーブルにおいては100均などでも手に入るという手軽さから、形状や機種さえあえば何にでも使えると適当に使いがちです。
だとすると、損をしているかもしれません。
種類を間違えて、用途を理解せずに使うと、ポータブルSSDが遅い、スマホの充電に時間がかかるなどトラブルに繋がる可能性もあります。
そのためには正しい知識を身につけることが必要です。

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USBを理解するポイントは以下の3つ
・規格
・ケーブル(端子)
・給電(電力)

以上を踏まえてUSBについて理解しましょう。

主な用語と注意点

  • USB2.0:旧式規格だが、プリンターでは今も使われている。スマホも要注意で、USB PD対応でもUSB規格が2.0のタイプC端子がよくある
  • USB3.0:USBメモリーなどが主流の高速規格で、3.1 Gen1または3.2 Gen1×1とも呼ばれる。3.1との混同に注意。
  • USB3.1:3.0より高速な規格。ポータブルSSDなどが主流。3.1 Gen2または3.2 Gen2×1とも呼ばれる。表記が「3.1」だけのときは3.0(3.1 Gen1)の可能性もあるので注意
  • タイプA:USB専用に使われるパソコン側の端子のひとつ。対応USB規格は2.0~3.2。端子の形状と規格は基本的に無関係
  • タイプC:USBやサンダーボルト3で使われている端子。対応USB規格は2.0~4。最新のタイプCだからといって規格も高速な3.1Gen2とは限らない
  • マイクロB:周辺機器側の端子「タイプB」の小型版でポータブルHDDやスマホで使われている。形や大きさがタイプCに似ているが別物
  • サンダーボルト3:タイプC端子でUSBや映像などさまざまな信号を流す高速規格。サンダーボルト3なら端子は必ずタイプCだが、逆も同じとは限らない。
  • USB BC:大電力を流せるタイプA/マイクロB端子の仕様。USB PDとの混同に注意。USB BC対応のタイプC端子はない
  • USB PD:大電力を流せるタイプC端子の仕様。USB BCとの混同に注意。USB PD対応のタイプA/マイクロBの端子は現行規格にはない

ひと昔前のパソコンでは、外付けHDDやプリンターなどの接続は、パソコン側にはホスト要のタイプA、周辺機器にはゲスト用のタイプBのメス端子があり、タイプAとBのオス端子をもつケーブルを使用していた。
最近のパソコンは、タイプC端子を使えるものが多く、タイプC端子(メス)の形状はパソコン側も周辺機器側も同じ。
ホストとデバイスの関係はケーブルではなく、接続状況に応じて機器側が自動選択する。

端子が違っていてもつながる?

タイプAとタイプCなどUSBの形状が違っていても、変換アダプターを使えば接続できる

USB(タイプAオス)—-(タイプAメス)変換アダプター(タイプCオス)—-(タイプCメス)パソコン

またUSBの種類が違っていても接続できる(後方互換性)

USB(USB3.0 タイプAオス)—-(USB2.0 タイプAメス)パソコン

上記のように、パソコン側のタイプCにつなぎたい場合は、変換アダプターを使用すれば接続できるし、
USB2.0端子にUSB3.0以降の機器も接続できる。このように規格が違う場合は遅いほうの速度で通信する。

タイプCの登場

パソコンでは長い間、長方形のタイプA端子が使われてきましたが、タイプC端子の登場でこれまでの常識や使い方が変わりつつあります。
これまではホスト(親)側はタイプA端子、機器(子)側はタイプB(ミニやマイクロも含む)端子でしたが、タイプCは親と子の
役割を状況に応じて自動て切り替えます。
また拡張規格にも対応してるので、USB信号とは別物の映像・音声(ディスプレイポート信号)などにも伝達できます。
タイプCは充電の面でも画期的で、最大100Wという大出力に対応したUSB PDが登場して、ノートパソコンの電源端子としても使われています。
サンダーボルト3の端子もタイプC。

最新規格 USB4

次世代規格と言われるUSB4の仕様が2019年の9月に正式発表されました。
最大速度は40ギガ(Gbps)で、現在主流のUSB3.1Gen2(旧名)と比べて4倍も速いです。
この速度はサンダーボルト3と同じですが、その理由は、USB4はサンダーボルト3を基につくられた規格だからです。
USBタイプC端子を使い過去のUSB規格およびサンダーボルトと互換性が保たれることから、使い勝手はサンダーボルト3と
同じになると見られています。
2020年の終わり頃には対応ソフトウェアも登場すると思われます。
ただ、仕組みはサンダーボルト3とほぼ同じのためそれよりも早く登場するかもしれませんね。

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