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健康で文化的な最低限度の生活・ケンカツ最終回あらすじネタバレ感想

9月18日放送の「健康で文化的な最低限度の生活」の最終回のあらすじ、ネタバレ感想。

最終回視聴率:

最終回のあらすじ

生活保護受給者の祖母と暮らすハルカ(永岡心花)の元に、失踪した母・梓(松本まりか)が4年ぶりに帰ってきた。梓は、認知症の母の介護をしながらハルカを育てることを理由に、自らも生活保護を申請。しかし、正式に生活保護が決定すると、母親を施設に預けて自分は再び家を空けるなど好き放題。一週間以上放置されたハルカは孤独に耐えきれず、えみる(吉岡里帆)に助けを求める。

ハルカは児童相談所で一時的に保護されるが、梓とはいっこうに連絡がつかない。業を煮やしたえみるは、梓の生活保護費を口座振り込みから窓口支給に変更。支給日当日、役所に乗り込んでくるであろう梓と話をしようと考えたのだ。
案の定、男と連れ立ってやってきた梓は怒り心頭。約束どおり生活保護費を支払うよう、強く求める。一方で、娘の心配よりお金に執着する梓の様子に、えみるの怒りも爆発寸前。えみるが、ハルカは児童相談所で保護され、いずれは養護施設への入所も検討されていることを告げると、梓は顔色を変え、「施設に預ける気はない」と断固拒否。挙句、激高した梓たちは暴力に訴え、半田(井浦新)と京極(田中圭)が何とか押さえるという事態に。
ハルカの幸せを一番に考え、母親から引き離すべきと考えたえみるは、日を改めて梓を訪ね、再び対峙する。しかし、ハルカの口からは思いがけない言葉が飛び出して…。

その頃、麻里(阿部純子)は、いまだ子どもを産むかどうかを迷っていた。阿久沢(遠藤憲一)は、授かった命を大事にしてほしいと願う反面、離れていた17年間の負い目もあり、何と言っていいか分からない…。やがて麻里は、「先生、まだ間に合いますよね」と、ある決意を固めて……。

今、守るべき2つの小さな命。えみる達の、ケースワーカーとしての真価が問われる最終回!

健康で文化的な最低限度の生活 番組公式サイトより引用

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最終回のネタバレ

児童相談所にあずけられることになったハルカ。
梓は生活保護費の振込をとめられたことに激怒して役所に乗り込む。
梓は彼氏の洋介をつれてにらみつける。

別室で、生活状況を把握できなかったため、窓口支給にしたとえみる。
梓は部屋で生活していると主張。しかし、電話も手紙も訪問しても連絡がつかなかったことを話す。
梓たちはお金のことばかりを話すが、それよりも大事なことがあるはずとえみる。
ハルカのことが気にならないのかと聞くえみるに、ハルカがどこにいるのかと声を荒げる梓。
虐待はしていないと言う梓。2週間も放置は虐待。ハルカに命の危険があったことを話す。
生活状況が把握できないとお金が出ないと知った洋介は暴れだし、警察につれていかれる。
えみるはハルカを守るために自分たちができることを考える。

円は、麻里と話をして聞いた話を阿久沢に話す。
このままだと、阿久沢と麻里の関係が壊れそうだったと一役かった円。
麻里は子供の父親と連絡がとれていない。
えみるの話をする阿久沢に、麻里は聞きたくないと言う。
母親が病気になったとき、生活保護の相談に行ったが理由をつけられて断られた。
そんなとき、阿久沢の扶養照会がきて、自分たちは保護をもらえないのに、阿久沢はもらっていたことに憤った。
子どもにはそんな思いをさせたくなくて、産む決心がつかない麻里。

施設にいかせるには梓の許可がいる。
今、母親のもとに帰すのは危険だと判断するえみるたち。

阿久沢は就職活動を始める。

えみるは梓の家を訪問。
その様子を外から眺める洋介。
梓はちゃんと住んでることを必死にアピール。いつお金がもらえるかしか考えていない。
今回は生活状況の確認ではなくハルカのことだと話す。
お金よりハルカのことを考えるべきだとえみる。
施設はありえないと梓。
ハルカの気持ちを想像できるかと訴えるえみる。親としてちゃんとハルカのことを考えてと話す。

えみるたちが帰ると洋介が入ってくる。
お金が入ったら連絡して、それまで用はないと出ていく洋介。

梓は同意書にサインして、児童相談所に届けたと言う。
その連絡を受けて笑顔のえみる。ハルカに会えることを喜ぶ。

阿久沢は、夜は定食屋で働いているので、昼間も働きたいと面接を受ける。

えみるはハルカと面談。笑顔がこぼれる。
ハルカはここの生活は慣れたと話す一方、まだ帰れないのかを心配する。
家に帰りたいハルカ。ハルカを守りたいから帰れないとえみる。
ハルカは母親にあいたいと言う。

児童相談所は親子にとってのスタートの場所だと言われたえみるはこころに刻む。
ハルカの未来につながることを考える。
アオヤギ食堂で半田と食事するえみる。ハルカの気持ちを伝える。
阿久沢は円に促され、母親と麻里がうけた仕打ちについて話す。
麻里が子どもを諦めようとしていると円。
半田は麻里に会わせて欲しいとお願いする。

えみるは半田の過去のことを知ったと話す。
その話には続きがあって、育児放棄した母親の娘は、就職が決まったと話し、娘からの手紙をえみるにみせる半田。
自分たちが向き合う人にはそれぞれの人生がある。当時の自分は気づけなかったと半田。

麻里に会わせてもらう半田。
対応の悪かった職員を詫て、力になりたいと話す。
今さら謝られてもと麻里。借金まみれでなにもできない、産めないと麻里。
阿久沢と別々に暮らして保護を受けることをすすめる半田。保護を受けて守れる命もあると半田。
なげやりな麻里に、言葉を発する阿久沢。麻里たちがいるから頑張れたと阿久沢。
もう一度家族をつくりたいと涙目で話す。

えみるは梓が幼いときに児童養護施設に入っていたことを知った。
幸子は育児放棄していた。過去にハルカと同じような状況にあった梓。
そんな時、ハルカが学校から施設に帰っていないと連絡を受ける。

家に戻ってきたハルカ。鍵はあいておらず、チャイムを鳴らす。梓はいない。
施設関係者の姿を見て逃げ出すハルカ。生活保護課の人々もハルカを探す。
梓とあったえみるはハルカがいなくなったことを話す。
梓は、自分の手を離れたから関係ないと言う。ハルカは梓を探しているとえみる。
母親に向いていない、自分が側にいないほうがいいと梓。
立ち去る梓を引き止め、梓はハルカの気持ちがわかるはずだとえみる。
ハルカと一緒にいるのが幸せだとえみる。幸せなんてわからないと梓。
ここで新しい生活を始めようとえみる。側にいて相談にのるから、家にとどまってと話す。
しっかりして、お母さんなんだからと涙を流すえみる。
そんな時、えみるの電話にハルカが見つかったと連絡。
梓は安心した表情を見せ、泣き崩れる。
優しく背中をさするえみる。

阿久沢の気持ちを汲み取った麻里は、産む決心がついたと阿久沢に告げる。
でも今までのことは水に流せない、だから子どもが生まれたら甘えさせてもらうと麻里。
満面の笑みの阿久沢。

施設にハルカに会いに来た梓。
えみると3人で話す。ハルカは、まず梓の心配をした。
会いに来てくれてありがとうとハルカ。ごめんねと梓。
親子は抱き合い涙する。そして、えみるにお礼を言うハルカ。
これからも、よろしくお願いしますと頭をさげる梓。

阿久沢は腕時計をながめる。18時に麻里の子の父親の雅則が店にくるというメールがあった。
その時間の直前に入ってきた半田とえみる。力がぬける阿久沢と円。
直後時間ちょうどに雅則が入ってきて、しっかり阿久沢に挨拶。好印象な青年。

朝礼を始めようとするが、半田がいない。
しばらくして、新しい自転車がきたと、生活保護課のフロアまで嬉しそうにもってきた半田。
自転車も新しくなってよりいっそう業務に励んでくださいと京極。
誰が一番に新しい自転車にのるのかと注目。
一番に訪問予定が入っていたえみるは新しい自転車を漕ぎ走り出す。
これからのそれぞれの人生を一緒に前に進みたいとえみる。

生活保護は命をまもる最後の砦。今日もその現場で働いている。

 

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最終回の感想

お金のことばかり考える、梓とその男。
ひたすらにお金のことばかりで、子どものことを言われたとたんに心配する。
育児放棄する親はそれまでほんとに子ども事を考えていないというのがわかる。
どんなに放置されても、母親に会いたいと願う子どもの気持ち。
その言葉を聞くとせつなくなる。
母親がちゃんと子どもに愛情を注いでくれることをただ望むばかり。
離れて迷惑をかけていた娘に強い言葉でかたる阿久沢。
父親の愛情が示される。
過去は父親失格だったかもしれない、でも今はやり直そうと前を向いている。
もともとある子どもへの愛情は曲がっていない。
麻里が産む決心をして、甘えさせてもらうと言ったときの阿久沢の笑顔。
最高に嬉しそうな演技をする遠藤憲一はさすがの俳優。
こちらまで嬉しい気持ちになる。
梓が会いに来て、涙をこらえるような表情のハルカ。
永岡心花の演技が光る。

 

 - 2018年7月期ドラマ