ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子の第1話のあらすじとネタバレ感想。
7月12日放送の「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第1話のあらすじ、ネタバレ感想。
第1話視聴率：9.6％ 平均視聴率：9.60％
第1話あらすじ
藤堂比奈子（波瑠）は警視庁捜査一課の新人刑事。母親の形見である七味缶を持ち歩き、あらゆるものに振りかけるので、周囲からは変わり者扱いされている。
ある日、捜査一課に宮原秋雄（清水優）という男が遺体で発見されたと連絡が入る。名前を聞いた比奈子は即座に、男に強制わいせつ容疑など過去３度の検挙歴があると報告。上司の厚田巌夫（渡部篤郎）はその言葉に驚くが、実は、比奈子は過去10年に都内で発生した未解決事件と性犯罪の容疑者リストがすべて頭に入っているのだ。驚異的な記憶力を買われ、先輩刑事の東海林泰久（横山裕）や倉島敬一郎（要潤）と初めて現場を訪れた比奈子。刃物で下半身を切り刻まれた無残な遺体を前に、一同は思わず言葉を失うが、比奈子だけは平然としていた。また、遺体の状況が３年前に殺された女子高生の遺体とそっくりだと判明。しかも宮原は、当時、事件の容疑者として警察がマークしていた人物だった。やがて、東海林が事件現場で宮原のスマートフォンを発見する。中には、宮原が何者かに襲撃されていると思われる凄惨な映像が残されていた。
後日、宮原に襲われた被害者に聞き込みをしていた比奈子は、とある家で、心療内科医の中島保（林遣都）に出くわす。さらに、その家に住んでいた被害者が、事件の４年後にあたる３か月前に自殺していたことが分かり……。同じ頃、遺体の解剖結果も明らかになる。監察医の石上妙子（原田美枝子）によると、見立て通り、宮原の傷は３年前の女子高生の遺体とすべて一致。しかし、それらは宮原本人が自らつけたものだという。つまり、宮原の死は自殺ということになるが、厚田はどうも腑に落ちない。そんななか、例の宮原の死に際の映像がネット上に流出していることが判明。どうやら、録画映像が投稿サイトに自動送信されるよう、何者かが事件前に仕組んでいたらしい。やはり単純な自殺で処理することはできない、警察がそう睨んだ矢先、今度は公園で女性の遺体が発見されて――。
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 番組公式サイトより引用
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第1話のネタバレ
飴の包み紙が舞い散る部屋の中をゆっくり歩く比奈子。
そこには飴玉をたくさん加え血を流して死んでいる女子学生。
比奈子の手には血のついたナイフ。
その夢を見た比奈子は、その事件の詳細をつぶやく。出掛けに自分のスイッチをONにして出かける
一人の男を追いかける刑事の東海林たち。男を見失った東海林は、今度は追いつめられる立場になる。お腹を殴られる東海林。
警視庁でお茶を配る比奈子。比奈子に好意を寄せる倉島は比奈子に優しい。
今朝の夢の事件を確認する比奈子。給湯室で、ココアに七味を入れる。
東海林を殴ったのは同じ刑事。他の班の仕事にクビを突っ込んだため、お叱りをうけたのだった。
東海林は書類仕事を比奈子に押し付け立ち去る。偉そうな態度。
捜査一課に入電。宮原という男が殺されたという連絡。比奈子は絵の書いた自分のノートを見直す。
容疑者について、過去のデータすらすらという比奈子。過去10年の未解決事件と容疑者のデータを記憶している。
それを聞いた主任の厚田は比奈子を現場に連れて行く。
現場の悲惨さに鑑識や刑事たちはその場から目をそむける。状況を聞いた比奈子は、女子高生が殺害された事件を話す。
状況を話した刑事は、比奈子が言った事件の状況とそっくりだと話す。厚田は遺体の状況から自分で首を締めたような状況だと話す。
東海林は被害者のスマホを見つける。犯人の姿は写っていないものの、事件の一部始終が録画されている動画が入っていた。
東海林と捜査することになった比奈子。比奈子は事件の記録を絵で残す。そのほうが覚えやすいという。
貰ったおにぎりにも七味をかける比奈子。その姿をみた東海林は改めて変だと話す。
聞き込みに町工場にくると、階段を転がり落ちる男性の姿。心療内科医の中島だった。
工場の夫婦に話を聞く比奈子たち。宮原の事件の被害者の娘に話を聞きにきたが、娘は4年後の最近になって自殺したという。
娘の早苗は事件からようやく立ち直ろうとしていた。結婚直前、早苗を偶然見かけた宮原。
事件の画像を撮られていた早苗は宮原の嫌がらせにあい、それを苦に自殺したというのだ。
監察医の石上のところへむかう厚田班の4人。石上は3年前の女子高生の遺体と類似点が多いという。さらに、宮原は自分で自分に傷をつけたものだという。普通は防衛本能があり、痛覚が鈍感でないとこのようなことはありえないという。宮原の体内から薬物などは検出されなかった。謎の多い状況。
食事に来る厚田、石上、比奈子。小学生の無差別殺人の話をする石上。その事件の加害者も自殺しているという。それについても宮原と同じくありえない状況だという。
小学生の事件のデータを調べる比奈子。真剣に事件を調べる比奈子を見た東海林は楽しそうだと言う。殺人のデータを見るときはもっと辛そうにするべきだという。
合コンに行っている交通課の仁美からメール。そして、事件の動画が流出していると電話する。
すると、通路で話している仁美に声をかける店員。その店員は怪しげな動き。
宮原のスマホには、動画すると投稿されるアプリが入れられていた。それは何者かによって入れられていた。
公園に落ちているスマホが鳴る。音を聞いた通行人はスマホを拾う。その側で倒れている女性。それは仁美だった。
仁美は殺害されてしまった。
現場に駆けつける比奈子。やりきられない刑事たち。仁美をじっとみつめる比奈子。その興味津々の姿に東海林はもういいと現場から連れ出す。一番の親友の死。東海林はうまく言えないが現場にいさせるわけにはいかないと感じた。
仁美の事件の捜査。仁美の殺害動画も流出している。犯人のスマホにも同じアプリがインストールされていた。アプリを発信していたのは斎藤という男性。斎藤は早苗の婚約者だと話す比奈子。さらに仁美の携帯にも斎藤からの複数の着信が。
斎藤はソフトウェア開発会社勤務。斎藤を捕まえる刑事たち。東海林が取り押さえるが、殺っていないという。
早苗から一方的に婚約破棄された斎藤。その時に行った合コンで仁美と知り合う。
後になって早苗が自殺したことを差出人不明の手紙で知る。さらに早苗の過去や宮原に脅されていたことも書かれていた。
さらに、復讐のために協力して欲しいとも書かれていた。宮原の悪行がさらされるためのアプリを作って欲しいと依頼された。
連絡をしたのは警察官の仁美に相談にのって欲しいと話すためだという。
石上はある実験をする。箱の中には危険物が入っている。それに触れると火傷すると告げている。その情報を聞かされていた倉島は、箱をひっくりかえし、火傷をする。しかしその中に入っているのは危険物でなく、ただのガラクタ。しかし、倉島は暗示にかかり火傷する。脳の錯覚。宮原の事件もそういう作用が起きているとするなら、自分が犯した犯行と同じ状況の脳内で生み出したのかもしれない。
仁美の現場を調べる比奈子。そこには手をあわせる中島の姿。中島は早苗のカウンセリングをしていたことを比奈子に話す。
犯罪者の事を笑顔で話す中島は違和感を覚える。中島からネグレクトの少年の話しを聞く比奈子。
その鑑別技官と話すの映像を見る比奈子。10年前に母親を殺害した少年。少年に話しを聞いていたのは中島のクリニックの院長。
比奈子の行動に納得のいかない東海林は怒りを比奈子にぶつける。
比奈子は仁美の事件は普通の殺人、それに犯人は解っているとつぶやく。
中島はハンカチに包まれた飴の包み紙を見つめる。比奈子は中島に電話する。仁美の事件の犯人が少年だと知っていて教えたのかと確認する。少年は少年院を出たあと、仁美を含め、2人を殺害していると話す。中島にこれから、犯人の少年、大友に会いに行くと比奈子。
合コンのあった店の前で、出てきた店員に声かける。東海林も情報屋を使い、大友のことを突き止める。
大友が犯人だという電話が捜査一課にも入る。
小林を呼び出す比奈子。人殺しに会いたかったと話す。香水と裸電球。大友が少年時代、母親がつけていたのと同じ香水。母親を殺害した時、家の裸電球に血が飛び散った。それが大友の殺人スイッチ。仁美は裸電球がある工事現場で殺害された。
比奈子は裸電球のある場所にで香水の瓶を割る。スイッチが入り、殺人者の顔になる大友。比奈子はそれが見たかったと話す。
動画を撮り始める大友。母親のようにひどい言葉をあびせる比奈子。
東海林が現れ、大友を殴る。殴り続ける東海林を制止する厚田たち。大友を逮捕する。
東海林の立場はよくない。心配する比奈子。厚田は心配しなくて大丈夫と話す。
お墓の前で手をあわせる東海林。5年前の事を心配する厚田。
宮原の事件の真相は謎のまま。
斎藤に違法アプリを作らせた人物もわからない。
捜査一課に大友が犯人だと電話してきた人物も不明。
石上のもとに電話が入る。大友は留置場で自殺。
留置場の裸電球の下、母親や被害女性と同じように頭を打ち付けて。
家に帰りスイッチオフする比奈子。
逃走車両を追う警官。すると、公園で凍死した遺体を発見する。
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第1話の感想
夢の中でも事件を体験する比奈子。
夢からさめても、夢の中の事件を詳細につぶやく比奈子のおそるべき記憶力。
目をそむけたくなるような事件にも動じない比奈子。事件に対する信念がすごい。
比奈子は何にでも七味をかける。そこまで辛いと味覚がおかしくなりそうだが。
東海林は上から目線の男。
比奈子の親友仁美の篠田麻里子。その姿、しぐさが可愛い。警察官らしからぬ、合コンの話をする。仁美は被害者となってしまう、衝撃の展開。
東海林は犯罪者を憎む。過去になにあるような雰囲気。
比奈子は一番の親友がなくなったが、取り乱すわけでもなく、真剣に見つめる。それは比奈子なりの悲しみなのか。
犯罪の心理に、事件の真実を探している比奈子はとてもうれしそうな表情とも言える。
そんな比奈子を不謹慎に思う人物も多い。比奈子も過去を背負っている様子。
比奈子は犯人を挑発する。東海林は異様なまでに殺人犯を殴り続ける。
比奈子も東海林も通じるなにか核となるものがある。
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