フランケンシュタインの恋、綾野剛かわいすぎ!表情だけで伝わる演技
4月23日の日曜日から始まったフランケンシュタインの恋。このドラマがかなり面白い!
そして綾野剛の魅力が大爆発。
出演者が実力派俳優ばかりであるが、演技もストーリーも素晴らしい。
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なんといってもこのドラマの見どころは綾野剛の演技。
あまり言葉もは話せない、知らない怪物の役を演じる綾野はその全てを表情や動きで表現する。
継実と出会い、120年前からいると本当のことを言うが、ふざけていると思われ怒られたときのうつむく、しゅんとした演技や、
悲しげでおどおどしている感じがかわいい。
それは世間を知らない子供のようで、いままで人と接することなく小さな世界で生きている感じがよく伝わる。
女性と接する機会のなかった怪物。
「知りたいことを知らないでいるのが嫌と」という信念の継実。
じっと怪物をみる。まっすぐな継実の視線に目が離せなくなり、ドギマギする演技が純粋でかわいい。
おそらく瞬間は息が止まっている。子供の頃の近くにいる女の子が気になるという感じか。
怪物の住む山小屋の世界観が素敵。
ひかりの加減や無造作な木の感じがファンタジーの世界。
そんな妖精がでできそうな山小屋の下には、白骨化した父、深志研太郎。
座った姿勢から、研究をしていてそのままこときれた感じがする。
そんな亡き父をみつめる瞳は、いまにも泣き出しそう。
ラジオだけが楽しみな怪物。
天草のラジオの歌を歌う。それが抑揚のつけ加減が絶妙で、上手すぎず、下手すぎずのまさに子供が歌を真似するよう。
ラジオを聞いて目を細める演技は、まさに「微笑む」という言葉がぴったり。
継実の自転車やバスをみたときの反応は、まさに初めて見たときのような演技。
初見のような驚き感が出せるのが流石。
自転車に乗るのを誘う二階堂ふみのちょっと挑発的な笑顔。とても魅力的。
自転車にのり、あーっとさけびながら坂を下るシーンは遊園地で乗り物にのって、こわいけど楽しいという好奇心いっぱいの
子供の表情。
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沢山の人と出会い、嬉しいようなでも怖いような表情。
そして、地下鉄に落ちるシーンの笑いどころも。自転車を壊してしまいバツの悪そうな顔。
継実の名前を繰り返す。そのことが嬉しそう。
靴を脱がなかったり、お風呂が不思議そうな仕草がかわいい。
心は純粋だが、身体は引き締まってギャップ萌え。
お風呂に入りかたは、直前に継実がみせた「ざぶん」というポーズをそのまま真似する。
お湯の温かさに気持ちがいい顔が見ているものまでリラックスさせる。
そして、クビからきのこが生える面白さ。
お風呂からでてきたあとも、とってもとっても生えてくるのが面白い。
継実が全裸を見てしまい、人間にしかみえないというところから、かなり人間に近くつくられている。
継実の姉にみつからないように不自然に「いけー」叫ぶ。
玄関から出ずに、一瞬姉と目があい、軽くえしゃくする。
それを誤魔化す継実の「どろぼうじゃない?」との言葉。それで納得する姉も凄い。
研究室で寝泊まりした、継実と怪物。
現れた稲庭先輩。
ロッカーをあけて、ばっちり怪物を目が合う。
思わず閉める、その絶妙な目があう時間(秒数)が完璧。
笑わずにはいられないシーン。
そのあと先生もやってきて、その姿を見るが柄本明の意外に冷静な演技も面白い。
ロッカーの中で歌う怪物。歌い終わったときちょっとロッカーが開くがすぐ閉まる。
笑いのシーンにおいても絶妙なタイミングや間合い。計算しつくされていて抜群に面白い。
カレーライスにも美味しいと嬉しそうにしたり、天草のポスターを貰ってにやにやする嬉しくてたまらない姿や、しめじをが欲しいと聞かれ素直に頷く姿がかわいい
またそんなやりとりを見守る柳楽優弥もまたかわいい。
川栄李奈のヤンキーの演技。
名前のくだりが面倒くさくて逆にいい。
名物のやりとりとなりそう。
稲庭が継実を抱きしめるシーンを見て、解らない感情が爆発して苦しそうにする。
きのこが生えるシーンは多少トラウマになりそうな気持ち悪さがある。
2人をみて苦しくてせつない感情が押し寄せ涙目になっている。
感情が爆発する様が伝わる。
怪物の自分が人間に触れた時、傷つけるつもりはなくても傷つけてしまう。
人間と怪物の間には避けることのできない壁かもしれない。
抜群の演技力と、素敵な世界観、笑いどころも計算しつくされ、物語の進行も面白い。
綾野剛演じる怪物はまさに大きな子供。それを見守る継実。最初は親心でも徐々に恋に変わっていくのか?
怪物の成長する様と、継実の気持ちの変化がみどころ。
このドラマはどこをとっても面白いドラマと言えることは間違いない。
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