砂の塔・知りすぎた隣人の佐々木弓子が仕組んだ罠のまとめと目的推測
2016年10月14日からTBSの金曜日に放送されている、「砂の塔~知りすぎた隣人」。
本格的なサスペンスで放送開始から注目を集めているドラマ。
仲良し一家が引っ越してきたタワーマンションで巻き起こるドラマ。
子供の連続誘拐事件が近所で発生していたり、タワマン独自のルールがあり毎回目が離せないドラマになっている。
罠にかける一つ上の階に住む、佐々木弓子。
罠にかかる弓子の家の下に住む、高野亜紀。
弓子が亜紀に仕掛けた罠を第5話までまとめと弓子の目的推測
第1話
亜紀一家が高級なタワマンに引っ越して来る。
そのマンションは、前の住人が突然売りたいということで、1500万円も安く買えた、ラッキーだと家族は大喜びしている。
しかし、そこは前のオーナーが自殺した事故物件。
タワマンには独自のルールがある。高層階に住んでいるほどヒエラルキーが上位とされている。
最近引っ越してきたばかりということで意気投合した弓子と仲良くなる。
弓子の夫は単身赴任で一人で暮らしていて、フラワーアレンジメントの教室を開いている。
2階住む綾香は、夫が高所恐怖症だと言っているが、低層階に住んでいることを気にしている。
若くてきれいな綾香は、高層階に住むママともたちのお気にリの宅配業者と不倫。
そのことで優越感に浸る。それを目撃した亜紀。後に綾香の不倫がママたちにバレる。
タワマンママのトップの寛子は、上層階に住んでいる亜紀を見下している部分があり、突然みんなで亜紀の家に行こうと提案。
家の中はちらかっていて、庶民的な雰囲気。短い時間で慌てふためく亜紀。
偶然弓子がお菓子をもって訪ねてくる。弓子の手を借り、対面を保つ。
亜紀の子どもたち、和樹とそらは亜紀が地味だと言われていることを知り、ネックレスをプレゼントすることに。バックに忍ばせていたが、ある出来事でその箱は川に落ちてしまう。
弓子は、和樹とそらが買い物をしているところを見かけ、その箱はふたりからのプレゼントだと亜紀に話す。
そらの体操教室の先生は、昔亜紀のとなりに住んでいた男の子、航平。再会をはたす。
川でプレゼントを探してる姿を通りかかった航平が一緒に探す。
弓子にお礼を言う亜紀。亜紀をイメージして作ったフラワーアレンジメントを仲良くなったしるしとして渡す。
弓子の行動
- 前のオーナーの自殺事件にも関わっている?
- 綾香の不倫を亜紀が目撃したのを知り、ママたちバラし、綾香に亜紀がバラしたと思わせる。
- マンションの防犯カメラをハッキング、住人の動きを見ている
- 和樹とそらをつけて、ふたりの行動を探る。
- 航平と亜紀が川でプレゼントを探す姿と確認
- 盗聴器入りのフラワーアレンジメントを渡す(各住人に渡している)
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第2話
禁煙のタワーマンションでタバコの吸殻が見つかる。
健一は禁煙中と安心するが、専用ラウンジでタバコを吸っているのを綾香に目撃される。
健一はそのラウンジで寛子の夫、武文と出会い、仕事をもらう。
寛子と仲良くするように頼まれる亜紀だが、不倫をバラされた仕返しに、健一の喫煙をバラし、吸い殻は健一のものではないかと思わせる。
ハーメルン事件の母親は子供にとっていい母親とはいえないママばかり。
一人目は、ネグレクト、二人目は、ギャンブル依存症、三人めは不倫。
寛子は、亜紀をかばうようにみせかけ、1番大変な行事を任す。
健一は、一時期のことと契約金を亜紀に内緒で借金する。
行事の準備に追われる亜紀を助ける弓子。和樹はそらの世話をしてくれる。
行事の当日、寛子に電話。亜紀が必死で隠してきた生い立ちや、航平との関係を聞いた寛子は暴露。
お気にいりの航平と知り合いだったことを隠していたのが許せない。
和樹は不良グループとつるむ。
タバコのポイ捨ては寛子の夫、武文だった
弓子の行動
- 綾香を追い込んだことで亜紀への攻撃に転じるだろうと計算。
- 武文が疑わしい男だと知っていて、健一に近づくように誘導?
- 亜紀と航平の生い立ちを調べた弓子は寛子にバラす。
- 亜紀を助けるフリして味方だと思わせる。
- 和樹の本性も調べ上げている?
- 弓子は以前子供をもとうとしていたことがある
第3話
壁に愚かな母親に罰をと書かれた落書きが見つかる。
亜紀は航平とのことを謝る。寛子は仲良しようと返事。
寛子には気をつけてとアドバイスする梨乃。
ハロウィンイベントが近づく。
夫婦そろってハーバード大出身ということで、本場のハロウィンインを知っているということで、梨乃がイベントを任される。
亜紀にはその手伝いをお願いする寛子。亜紀に恥をかかせたい。
前の住人も同じやり方で寛子に追い詰められた。
イベントで子供たちの動画を編集する亜紀。
弓子は、偶然見かけた梨乃夫婦に話を来てみたらと亜紀に提案。
亜紀が立ち去ったあと、夫は梨乃もハーバード大卒だと学歴詐称していることを知り小競り合いになる。
健一は、仕事をエサに不倫している武文に協力させられる。
ハーメルン事件の犯人が子供のたくさん参加するパレードに姿をあらわすのではと警戒する。
パレードにそらが参加する直前、酔い潰れている航平を迎えに行く亜紀。
そらをママ友に預けるが、そらは待ち切れなくてひとりでパレードに参加。
巧みな言葉で誘う男についていくそら。人気の無い方へ連れて行かれる。それを助けたのは弓子。犯人のナイフで手にケガをする。
男はハーメルン事件の摸倣犯。未遂に終わる。
弓子に恩を感じる亜紀。和樹はなぜ、そらをひとりにしたのかとあやしく思う。
亜紀がそらから目を離したことが問題になり、ママたちは亜紀を追及。
弓子は、イベントのDVDの編集でぎりぎり頑張っていたとフォロー。
亜紀のDVDが流れる。最後には、梨乃夫婦の小競り合いの様子が追加されていた。
弓子の行動
- 味方になりかけた梨乃との繋がりを断つ作戦
- 学歴詐称の会話になるように亜紀を仕向ける
- パレードで身を挺してそらをかばったが、犯人にわざと切りつけさせ大きな恩を売る
- 梨乃夫婦の小競り合いの映像をDVDに足し、亜紀を追い詰める
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第4話
イベントの日、ソファーで寝ていたそらがいない。
亜紀が責められる場所にいさせてはいけないと弓子が連れて行った。そらと仲良くなる弓子
亜紀が嘘つき呼ばわりされたせいで、そらまでもが孤立。
体操教室での親子の様子を心配した、航平は家を訪ねる。偶然弓子が訪れ、航平との仲を疑う。
梨乃に謝罪の手紙を持って、そらを家において出かける。
家に帰るとそらはおらず、ひとりで弓子の家に遊びに行っていた。
弓子の家でカメラの映像をみるそら。そこには自分の家にいる亜紀の姿。
幼稚園の友達からのお誘いの動物園も寛子の圧力でドタキャン。がっかりするそら。
そらは幼稚園から姿を消す。そらの言葉から弓子が監視しているのかもと疑う亜紀。
弓子の家を訪ねる。するとそこには寛子たちが。
寛子たちの前で弓子を疑う亜紀はまたもどうかしているとレッテルを貼られる
部屋にのりこむと証拠品はすべて消えていた。
そらを連れて行ったのは和樹。動物園に行けなかったそらのために連れて行った。
その資金を貸してあげた弓子は事情を知っていた。
亜紀をのんびりさせたいという子供たちの気持ちをくみとり内緒にしていた。
ママ友とうまくいかない亜紀を責める健一。
武文の機嫌をそこねないように寛子に取り入って欲しい。
一生懸命がんばっているがうまくいかないと不満を爆発させ、家を出て行く亜紀。
和樹が探しに行く。航平と偶然会って話をする亜紀。
その様子を見て2人の仲を疑う和樹。和樹に亜紀の居場所を教えたのは弓子。
弓子の行動
- そらと仲良くなり、監視カメラを見せる
- 親子を孤立させ、仲良くなる
- 寛子から疑われるように仕向ける
- 和樹に、航平との仲を疑わせ不信感をいだかせる
第5話
航平と一緒にいるのを目撃した和樹に、あたなたは悪くないと声をかける。
航平に弓子が監視していると疑ったことを話す亜紀。
弓子を調べはじめる航平。亜紀の上の部屋を投資用に買おうとした寛子と競り合い、ありえない高い値をつけてその部屋を買った弓子。
さらに夫の勤めるという会社に電話するとそんな人物はいない。
和樹は、子供を大切にしない母親が許せない。
街でみかけたそんな親子の写真を撮る。
その様子を見かけた梨乃の娘の成美、カメラからSDを抜き取る。
その写真を家でみていると、梨乃に見つかり、翌日和樹がハーメルン事件の犯人ではないかとマンションで大騒ぎ。
警察も事情を聞きにやってくる。亜紀は和樹をかばっているようで、自分を守っている。それが和樹に伝わる。
和樹は亜紀の知らないところで無断欠席や、学校でも馴染んでいないことを知る。
探し回る亜紀に、声をかける弓子。
和樹がいい子だったのをいいことに和樹のことをちゃんとみていなかったという。
和樹の心の叫びを知る亜紀。
和樹のハーメルン事件への疑いははれた。誘拐事件は起こしていないが、窃盗はしているよう。
武文の仕事あやしい仕事を手伝わされる健一。
弓子を尾行する航平を警察に通報。警察署に連れて行かれる航平。
警察であやしいのは「佐々木弓子」という航平の言葉を耳にした荒又。
エントランスであった健一に、声をかける弓子。
「弓子」と呼び捨てにする健一
弓子の行動
- 弓子は、亜紀の家族の上の階をどうしても手に入れたかった
- 弓子の夫は存在しない
- 弓子は過去に殺人を犯した
- 健一と弓子は過去に関係がある
これからの展開
第5話までで、亜紀を追い詰めるために伏線をはる弓子。
色んな人を敵に回し、窮地に陥るように仕向けていく。
自分は良き理解者だという顔をして陥れていく。
第5話で弓子と健一が過去に関係があったことや、弓子の犯罪歴からタワマンで起こっているすべての事件に関与しているようだ。
健一と武文との出会いすらも仕組まれているよう。かといって、健一に未練があるようでもないように思う。
目的の推測
かつて弓子は子供をもとうとしていたことがあると言っていたことから、健一との間に子供できたが、捨てられた。しかし不慮の事故で亡くした。
一生懸命子育てをやっていた自分の子供が亡くなり、子育てを放棄している子供たちが生きていることにやりきれない。子供を大切にしない母親を憎む。
健一が自分を捨てて、すぐに亜紀と結婚。子供にも恵まれた。
亜紀がちゃんと子育てする母親でなければ納得できない弓子は様々な試練を与える。
なにも知らずにぬくぬくと暮らしている高野一家が許せない。
第7話であきらかとなる健一との関係
弓子と健一は結婚していた。
健一はバツイチで子持ち、前妻はなくなったと亜紀に言っていた。
亜紀は和樹の継母。しかし決意をもって自分の子として頑張っていた。
しかし、悩む和樹には気づいてやれなかった。
弓子が和樹を捨てた理由はわからないという健一だが、殺人を犯し、刑務所に入っているため、和樹と離れざるをえなかった。
和樹は2歳になる頃には亜紀に育てられていることから、その前に事件が起きている。
浴槽で血のついた衣服を洗う弓子。そのことは健一も知っている。
KAZUKIと刺繍された靴下には血もついている。
弓子が殺したという人物が肝心となる。
第8話でみせた弓子の母の愛
手放してからずっと和樹をみてきた弓子。和樹が3年前からいじめられているのも知っていた。
今思えば、最初の頃は亜紀を陥れようとして、和樹やそらをつけていたのかと思っていたが、見守り続けていたのかもしれない。和樹のためならばとどんなことでもする。
亜紀がいいお母さんになるのをずっと待ち続けていた。いつまでたっても和樹の気持に気づかない。
そこまで愛情を注いだ息子と何故離れ離れになったのか、その理由とは。
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