時をかける少女2016版。黒島結菜主演ドラマの過去3作品との違い
2016年7月より日本テレビで日曜日の22時から放送される「時をかける少女」この新ドラマはどのようなドラマなのか。
どんなドラマ?
’65年の原作発表以降、幾度と無くドラマ化やアニメ化、舞台化されてきた青春小説の金字塔、「時をかける少女」が連続ドラマ化する。
高校3年生の未羽は、夏休み目前のある日、誰もいない理科室を掃除中、準備室に漂うラベンダーの香りを嗅ぐ。それを機に、未羽は「時を自由に超える能力」を手に入れる。また、未羽のクラスメイト翔平にもある秘密が。
実は彼は2122年から来た未来だった。初めは未羽らを利用するつもりで集団催眠をかけた翔平だったが、やがて未羽に恋心を抱く。
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土曜ドラマ 時をかける少女
土曜日の9時の日テレドラマ枠、「お迎えデス。」の後任ドラマ。人気漫画が原作のこのドラマだが、視聴率が6%代の放送回を
何度も記録してしまい、視聴率に伸び悩む。毎回ゲストが変わり注目されるも大きな躍進とはならなかった。
この次に控えるのが、黒島結菜主演の「時をかける少女」。テレビドラマでは2014年から活躍を始めた黒島は、今回は初の民放連ドラの初主演。着実に人気を獲得してきた黒島はここで一気にブレイクし、人気大物女優の仲間入りを果たせるか。
また、黒島のお相手役の菊池風磨(Sexy Zone)も演技に磨きがかかったとなかなかの俳優ぶりで、二人の演技に期待がかかる。
時をかける少女の原作
原作は言わずとしれた、筒井康隆氏。大ヒットの物語だけに、原作があるのを知らないという人はいないのではないだろうか。
原作本は250万部を超えるヒット作。過去には原田知世や仲里依紗が主演で映画化されている。さらにアニメ化もされ、老若男女幅広く知られ、愛されている作品。原作が知れわたるだけに、ドラマ化やアニメ化は、出演者の演技や、それぞれのオリジナリティがプラスされ、各作品の描かれ方の違いに注目が集まる。
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過去3作品の違い
過去に映画化、アニメ化された3作品は、
- 1983年に映画化された、大林宣彦監督の、原田知世主演の映画化作品。
- 2006年に細田守監督によってアニメ化されたアニメ版。
- 2010年に谷口正晃監督の、仲里依紗主演の映画化作品。仲里依紗はアニメ版で声優を務める
とこのようになっている。
ではその違いとどのようなものなのか?
アニメ版は大林版の微妙な続編であり、2010年版は大林版のほぼ続編になっています。
(中略)
大林版は原作同様、主人公の少女がいつの間にかタイムリープ能力を身に付けてしまい、そのうち自分の意思でもリープできるようになります。
アニメ版は自分の意思でリープをやりまくるストーリーですが、2010年版はある薬の力で一回過去に行くだけの普通のタイムトラベルですね。
えいがつれづれ雑記より引用
この物語は、それぞれの作品がに個性が出ている。原作の主人公、芳山和子がルーツとなり、それぞれの時代に合わせリメイクされているようだ。
ラベンダーの香りを嗅いタイムリープできるようになった未羽。2010年版では和子の昔の写真とラベンターの花が入った封筒を手にしたあかり。初代の大林版でも、理科室で主人公がラベンダーの香りを嗅ぐことから、物語には「ラベンダー」が共通する。
アニメ版ではクルミ(形の装置でタイムリープ)がきっかけとなっている。
1965年の原作から2016年のドラマまで、まさに「時をかける」作品。このドラマ化が作品の魅力をどのように伝えてくれるか楽しみだ。
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