ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子の第5話のあらすじとネタバレ感想。
8月9日放送の「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第5話のあらすじ、ネタバレ感想。
第5話視聴率:6.6% 平均視聴率:8.67%
第5話あらすじ
事件の知らせを聞いて駆け付けた比奈子(波瑠)と東海林(横山裕)の目線の先に現れた少女の遺体は口にキャンディーを詰められており、5年前に起きた猟奇殺人事件とそっくりで、まるで当時の犯人が、5年の時を経て自分の存在をアピールしているかのようだった。東海林は、今回の事件も中島(林遣都)に捜査協力を要請しようと提案。中島が5年前の事件の第一発見者だったことを知る比奈子は心配するが、当の中島は過去の悪夢と向き合う良い機会だと話す。
同じ頃、比奈子と厚田(渡部篤郎)は、妙子(原田美枝子)から、とある未発表の論文を見せられる。ネグレクトが原因で犯罪に手を染める人間の脳に直接刺激を与え、感情を操作するというテーマで、書いたのは中島と早坂(光石研)だった。倫理的な問題もあり、研究は途中で頓挫したというが、妙子は何か引っかかる様子。その晩、誰もいない院長室には、早坂のパソコンを起動させる中島の姿があった。一方、東海林はこれまでに起きた5件の猟奇自殺が早坂の仕業ではないかと考えていた。比奈子を連れてクリニックへ向かった東海林は、自殺した5人全員がハヤサカメンタルクリニックと接点があることを指摘。比奈子も、自殺に追い込む方法として例の論文の話を持ち出すが、早坂は関与をきっぱり否定。詰め寄る東海林に「証拠を持ってきたまえ」と告げて……。
ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子 番組公式サイトより引用
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第5話のネタバレ
現場に来た比奈子と東海林は5年前と同じ光景におどろく。
あめ玉を口に詰め込まれた女性の死体。あめ玉の情報はマスコミには流れていない。
被害者の女子高生にはリストカットのあとがある。
中島の5年前の事件で苦悩する一人。
ハンカチに包んだ、アメの包み紙を引き出しの奥に潜めていた。
防犯カメラから被害者の行動を探るが手がかりが掴めない。
厚田たちも事件を捜査。中島に今回もプロファイリングを頼むことに。
5年前の事件の第一発見者だったのが中島と知る比奈子は今回の事件に関わることに心配する。
学生の頃、部屋を探していた中島は、5年前の事件の第一発見者となってしまったのだ。以来人生がかわった中島。
5年前の悪夢と向き合うことを待っていたと中島。
ハヤサカメンタルクリニックに来たあやしい男性。戻ってきた早坂は他の予約をキャンセルし部屋に招き入れる。
石上は中島が犯罪を犯した者の脳を外側からいじることはできないかという研究をしていたことを知る。生きた人間の脳をいじるという行為は倫理的に問題があり、研究は頓挫されたという。
被害者の女子高生は早坂と面識があったことが解る。
中島はこっそり早坂の部屋に入り、パソコンを調べる。
早坂のもとを訪れる東海林と比奈子。
猟奇自殺で死んだ5人の写真を見せる。その5人とも関わりのある中島。
そしてハヤサカメンタルクリニックともなんらかの関わりが。
早坂は自分たちが犯人だとしたら、どうやって殺害したのかと切り返す。
早坂は犯罪のない社会を望んでいると話す。疑うなら証拠を持ってこいと早坂。
比奈子は中島が心配になり電話するが、電話には出ない。
アメ玉は製造時期にばらつきがある。犯行のためにこつこつと集めていたものだと解る。
比奈子に中島から着信。比奈子は、5年前の事件の事を聞く。中島は明日の朝メールを送るのでその住所に行ってくれと話す。
電話を切った中島はひとりの男と話す。早坂のところに来たあやしい男。
中島は早坂に電話する。クリニックに来たのは5年前と今回の事件の犯人。今回の事件もすべて早坂が仕組んだこと。
中島は早坂に裏切り行為だといい、犯人の久保は自分で始末すると話す。
中島のメールの場所には、拘置所で鮫島を担当していた刑務官。
刑務官は本当に罪を悔いているなら彼らは自殺するはずないと早坂が言っていたことや、中島は殺人を犯した記憶があるものは必ず死ぬということを知っていたことを話す。
外部から腫瘍を起こす装置を完成させていた中島。すべてを終わらせると言っていた中島。
復讐をする相手に巡り会えたと言っていたからだという。
厚田の元に中島からメール。久保のデータだった。
久保の家を訪ねる早坂。中島に言われ和室の押入れを開けると中から大量のアメ玉。それの気を取られた早坂は久保に刺される。
久保の脳内を書き換えた中島。早坂を裏切りものと思い込ませる。
比奈子は中島が犯人を殺すつもりで5年前の事件のアパートにいると厚田に報告。
中島は久保に5年前に何故殺したと聞く。久保は人間の解剖をしてみたかったと話す。
中島のもとにかけつける比奈子。比奈子が警察だと知ると久保は比奈子にナイフを向ける。
その瞬間、久保は幻覚を見る。もう一人の自分。久保は自らアメ玉をくわえ、自分を傷つける。
止めようとする比奈子を押させつける中島。中島の腕時計がその装置。
罪を憎む中島は、彼らを殺してやりたいと思うようになる。そしていつしか犯した罪と同じように自殺するその姿を見るのに喜びを感じるようになった中島。
彼らは自殺じゃない、自分は殺人者だという中島は、比奈子にその手は汚れていないと話し、別れを告げる。
窓際にたち銃口を頭に突きつける中島。そして銃声。その銃声は東海林が発したものだった。
東海林は中島の銃を撃つ。
犯罪者のスイッチが入る瞬間をいつも見たいと思う比奈子だが、中島の顔を見たくなかった。
と、思うべきだと語る。こんな時でも思うべきだという比奈子に、複雑な表情の中島だった。
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第5話の感想
中島は過去と対峙。
その姿はどこかあぶなかしくも見える。
冷静な中島が自分の事となると暴走してしまいそうだ。
唯一比奈子を理解している中島を心配する比奈子。
早坂は自分たちの悪事はだれにも解るはずなないと自信満々。
証拠を持ってこいと高笑い。
早坂と中島の積み上げてきたもの。「神の裁き」。
早坂は中島を裏切り、水面下で動く。それを知った中島は反撃を開始。
早坂のよりも上手の中島。中島はすでに装置を完成させていて、それがどんな結果になることも理解していた。
5年前の事件がどうしてもゆるせない中島。自らの手でその悲惨な事件の終わらせる。
いつしか犯罪者が自ら犯した罪で自分を罰するのを見ることが喜びとなった中島。
そして自分は犯罪者だという中島がつらく悲しい。本当の正義とは一体なんなのか。
比奈子はこんな時でさえも、思うべきだと選んで思考する。
比奈子という人物は一体どんな人格なのか。
林遣都の演技がとても素晴らしかった。
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