嫌われる勇気の基本のアドラー心理学とは?椎名桔平の大文字が解説
木曜日22:00から放送のフジテレビ系ドラマ、「嫌われる勇気」。
まわりになじまない一匹狼の庵堂蘭子。
蘭子を生まれながらにしてアドラー??と呼ぶ帝都大学文学部心理科の教授、大文字。
椎名桔平演じる大文字がアドラーについて話すシーンのまとめ。
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第1話
携帯を持たない蘭子の携帯係としてバディを組まされた青山。
上司の半田に不満を申し立てた青山は、連絡係として大文字を訪ねる。
そこで、アドラー心理学についての話しを聞く。
- 大文字:人はどうすれば幸せに生きられるか?という問にヒントを与えてくれるものもあります。
- 大文字:アルフレッド・アドラー。オーストリア出身の精神科医です。彼が創設した全く新しい心理学が、アドラー心理学。個人心理という独自の理論を確立し、その後多くの人生哲学や自己啓発理論に大いに影響を与えた人物です。全ての悩みは対人関係の悩みである。これがアドラー心理学の根底をなす考えです。
- 青山:すべての?
- 大文字:もしこの世界から、他者がいなくなれば、あらゆる悩みが消え去るということです。
- 青山:それは、極論ですよ。他人なんて関係なく、一人で思い悩むことなんていくらでもあるじゃないですか。
- 大文字:ありますねぇ。
- 青山:現に僕は自分探しにキューバまで行って、悩んだ末に、捜査一課の刑事になろうと決めたんです。
- 大文字:悩むのは結構ですが、どんな悩みであっても必ず他者の影がつきまとうという事実にかわりはありません。
- 青山:それはどうですかね。
- 大文字:この考えは犯罪心理学にも通じるものがあると私は考えています。全ての犯罪は対人関係の悩みが生むと。
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事件の真相を解決するため決めてを探し一人現場を回る蘭子。
その蘭子の姿をみて、自分勝手だと思っていた蘭子の行動がそうでもないのかもと大文字に相談するシーン。
- 大文字:他者に嫌われないように生きていく生き方なんて実は簡単なんですよ。自分をごまかし、妥協し、諦めればいい。
一方、他者に嫌われてでも生きていこうとすることは実に難しい。自分に正直で他者の目など気にせず、決して嘘をつかない生き方なんて1日ももたない人がほとんどでしょう。
しかし、アドラーはそれを実践する勇気が必要だと説いています。それは、幸せになる勇気でもあると。 - 青山:また、勇気ですか。
- 大文字:ええ、アドラー心理学は勇気の心理学です。
- 青山:庵堂さんはそれを実践しているということですか?
- 大文字:いいえ、彼女は私の教え子だとはいいましたが、私が彼女に教えたことはなにひとつありません。
なぜなら、彼女は生まれながらにしてアドラーの考え方が身についていたからです。
いわば、彼女はナチュラルボーン・アドラーなんですよ。
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