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「ひこうき雲」を城南海がカバー。再注目度NO1のユーミンの名曲

オリジナルは42年前

この「ひこうき雲」のオリジナルはいわずとしれたユーミンの名曲である。2013年にジブリ作品「風立ちぬ」の主題歌になったことで老若男女幅広く知られる名曲となる。
この曲は「荒井由実」時代の楽曲で、ユーミンのファースト・アルバムで、1973年11月20日にリリースされた。
この「ひこうき雲」には2種類のPVがあり、ひとつはオリジナルのPVでもうひとつは「風立ちぬ」の主題歌になったことで、砂田麻美監督によるユーミン×スタジオジブリのコラボレーション映像作品が2013年7月16日に公開される。
2013年に公開のアニメ映画の主題歌に40年前リリースされた名曲が選ばれたのは、鈴木敏夫プロデューサーのプッシュがあったからで、鈴木氏がユーミンの40周年記念ベストアルバム記念イベントのゲストだったことがきっかけで実現する。
鈴木氏はその記念イベントの壇上で主題歌に使いたい意思を表明した。1989年の「魔女の宅急便」の「やさしさに包まれたなら」「ルージュの伝言」以来、約24年振りの楽曲提供となった。

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楽曲、「ひこうき雲」とは

ユーミンが高校生の時に制作し、デビューするきっかけとなった転機の曲である。
この曲は歌詞から「死」をテーマにした曲であることは間違いない。世間ではさまざまな「死」が予想されてはいるが、この曲に込められた意味をユーミンは明らかにはしていない。ただし、曲を書こうとしたきっかけは亡くなった筋ジストロフィーの少年であることはユーミン著書の「ルージュの伝言」でふれられている。
そのような重く、しかし決して目を背けることのできない「死」というテーマとは思えないほどの爽やかなメロディーである。サビの部分は、空へ旅立った、天使と戯れていてもおかしくないような爽快感がある。曲をしっかり聴かなければわからない程だ。
また、この曲を「希望」への前向きな歌ともとれる。若くして亡くなってしまった子ではあるが、今は憧れていた空で幸せにかけまわっている。もう苦しいことはないと。

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カラオケバトルの女王、城南海とは

元ちとせと同郷である城南海は、奄美シマ唄をルーツにもつ。
この独特の「グイン」と呼ばれる節回しの歌い方がオリエンタルなムードを醸し出している。この「グイン」は琉球・奄美大島に伝わる歌唱法で、独特のこぶしを利かせた歌い方であり、ビブラートとも違う珍しい歌唱方法である。アルプスの「ヨーデル」が似た歌唱法とされている。
城南海は名字と名前を連ねて記載することが多いため、どこで区切るのか分からず、「きずき みなみ」とはなかなか読めないことが多い。
城南海はテレビ東京系の番組「THEカラオケ★バトル」では7冠を達成する実力派で、「カラオケバトルの女王」と呼ばれている。彼女の歌声の虜になったファンから彼女にカバー曲をCD化して欲しいと声が多く寄せられ、2015年1月21日には初カバーアルバムが「サクラナガシ」が発売され、その半年もたたないうちに2作目のアルバム「ミナミカゼ」が発売される。

なぜ「ひこうき雲」が再注目なのか

2015年6月17日に発売された、城南海(きずみなみ)の2作目のカバーアルバム「ミナミカゼ」に収録されたことが再注目されるきっかけとなる。このアルバムには有名アーティストの名曲のカバーが12曲も収録されているのだが、この中でも「ひこうき雲」がUSENの最新☆J-POPのチャンネルで繰り返しかかっている(2015.7時点)ユーミンが歌う「ひこうき雲」の爽快感とはひとあじ違うオリエンタルな「ひこうき雲」に注目があつまる。

 

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