営業部長吉良奈津子の原作は?松嶋菜々子3年ぶり主演ドラマで挽回は
2016年7月よりフジテレビで木曜日の22時から放送される「営業部長 吉良奈津子」この新ドラマはどのようなドラマなのか。
どんなドラマ?
松嶋さん演じる吉良奈津子(きら・なつこ)は、広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクターでバリバリのキャリアウーマンでしたが、40歳手前で結婚して出産、育児休暇で職場を離れていました。3年を経て職場復帰したものの、会社の業績悪化や人員の入れ替わりなどで状況は一変。あらたに配属された部署も、クリエイティブではなく営業でした。かつて自分が活躍していたクリエイティブに戻りたい、と要望を出す奈津子ですが、常務から「すでに3年も現場を離れた人間を受け入れる土壌はない」と冷たい返答が。ただ、頑張りによっては、元の現場に戻れる可能性もゼロではないと言われます。その条件を受け入れ営業職に戻る奈津子でしたが、そこにいたのは全く奈津子を信頼していないクセものの部下ばかり。仕事が忙しくなればなるほど家族への負担や不満がつのり、家庭と仕事の狭間で悩みが増えていく奈津子。口うるさい姑の手を借りたくないとベビーシッターを頼みますが、その彼女の存在が幸せな家庭を崩壊させるきっかけになってしまうのです。会社では自信を打ち砕かれ挫折し、やがて夫との間に大きな溝ができはじめ家庭も危機に…。
営業部長 吉良奈津子 番組公式サイトより引用
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木曜劇場 営業部長 吉良奈津子
木曜日22時からのフジテレビドラマ枠、「早子先生、結婚するって本当ですか?」の後任ドラマ。松下奈緒主演と、人気のブログの連載漫画が原作となったこの作品だったが、今期のゴールデンタイムのドラマでは2番めに視聴率が低いという結果に。
今後挽回したとしても、その上のドラマとの視聴率との開きは2%以上。これ以上順位を上げることはかなり難しい。さらに予定していた放送回数を減らし、打ち切りという結果に。
そんな状況のこのドラマ枠で7月から放送される「営業部長 吉良奈津子」。
低迷しつつある視聴率。このあたりで下降するのをとめたいところ。女性むけのドラマが多いこのドラマ枠なので、どこまで女性共感を獲得できるかが勝負の鍵となりそうだ。
松嶋菜々子で挽回できるのか?
松嶋菜々子と言えば高視聴率のドラマ女優と言っても過言ではない。2000年の「やまとなでしこ」や2011年の「家政婦のミタ」など主演ドラマが高視聴率を記録する。
連続ドラマで主演を務めるのは「救命病棟24時 第5シリーズ」以来、3年ぶり。今回のドラマと同じく3年ぶりに復帰する松嶋菜々子。
ここのところ視聴率に伸び悩む木曜劇場だが、松嶋菜々子で挽回はできるのか?
「やまとなでしこ」の時、松嶋菜々子は、反町隆史と結婚する前の独身女性。さらに27歳というドラマの主人公の設定と同じ年頃で、結婚に対する強欲さがうけて、大ヒット。
そんな可愛く綺麗な松嶋菜々子のイメージを打ち消し、さらには、「承知しました」のセリフが大流行。家政婦のミタさんの過去が謎で話題となった「家政婦のミタ」。
そして、1999年から続く人気の医療ドラマ。江口洋介とのW主演で、当初研修医だった楓が進藤の厳しい指導を受け成長、直近のシリーズでは医局長にまで。
とさまざまなドラマで高視聴率を打ち出してきた松嶋菜々子だが、このドラマも高視聴率がとれるかは疑問だ。
今まで、ドラマの設定や、松嶋菜々子の美しさ、演技力で人気を獲得してきたものの、昨今の戦う女性を題材にしたドラマの多さや、松嶋菜々子が主演という話題ではなかなか厳しいのではないだろうか。
4月期で大人気俳優の福山雅治が主演を果たし、注目があつまった「ラヴソング」ですら視聴率に伸び悩む。
さらにこのドラマ枠の、「ナオミとカナコ」では、広末涼子と内田有紀という2大女優を起用し、衝撃的な設定のドラマでさえ、平均視聴率は8%にすら届かなかった。
ドラマの内容、設定、演技でかなりの話題性がないと挽回と呼べるに至るのは難しいのではないだろうか。
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営業部長 吉良奈津子の原作は?
このドラマには原作がなく、脚本がドラマの面白さを左右する。このドラマの脚本を務めるのは、大ベテラン、井上由美子氏。
井上氏が手がけた前作のテレビ朝日の連続ドラマ「遺産相続」では平均視聴率10.7%を記録。
そして、2014年にはフジテレビ「昼顔~平日午後3時の恋人たち」で平均視聴率13.3%という記録を打ち出す。このドラマでは主婦たちの本音をリアルに描き、、多くの女性の共感を得る。
松嶋菜々子とタッグを組むのは、2013年のラッキーセブン以来、3年ぶり。
この「営業部長 吉良奈津子」で、松嶋菜々子をどのような「バリキャリ」として描くのかに注目が集まる。
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