アレキサンドロスのワタリドリやGirlAなど人気曲5選と制作秘話
[Alexandros]になってからの歴史は浅いが(Sclaps!「アレキサンドロス、センス抜群の人気急上昇中バンドの逸話」参照)その実力から、改名後にも数々のヒットを飛ばす彼ら。
2016年に初開催の「SPACE MUSIC AWARDS 2016」で、2015年に活躍したアーティストに送られる賞で「BEST ROCK ARTIST(ロックシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞)」を受賞し、2015年の功績も認められた。2014年に改名してらかの彼らの活躍はめざましい。
そんなアレキサンドロスの人気の5曲をランキング形式で制作に関わる話とともに紹介。
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第1位 ワタリドリ
改名後の2014年は曲を出さずにただ曲作りに勤しんでいた彼ら。その年の5月頃、10曲くらい同時進行で詰めていた曲の1つ。英語から自然に日本語に切り替えていく[Alexandros]の色が強いこの曲は、彼らの代名詞とも言える曲。
川上は2番の歌詞を書くのが好きで、曲の2番めに言いたいことが込められている。作詞は、書いている本人でさえどういう展開になるかもわからないという。この「ワタリドリ」も書いている途中でバンドのことだと気付き、最後は「大それた四重奏を奏で終える日まで」で締めくくる。バンドのことを書いているときが楽しいという川上の渾身の名曲。
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第2位 Girl A
ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の主題歌となったことで、一気にブレイク。この曲は当初、「A Girl」というタイトルだったという。なんでもないただの少女という意味だが、それだと単純なため、逆にしたことが良かったのかもしれない。このタイトルのほうがカッコいいアレキサンドロスにあうからだ。メンバーの反応も良かったため「Girl A」になった。
また、ドラマのタイアップということで、轟音が施された曲を使っていいのかと心配されたが、アレキサンドロスの良さをそのままの楽曲がドラマにも当てはまった。
歌詞も英語と日本語を織り交ぜた、早口のように歌い上げるアレキサンドロス感が満載。捧げる愛がテーマの曲。
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第3位 Adventure
改名後、初のシングル。2014年の年末、帰り道にふと浮かんだメロディ。「ありとあらゆる」の部分を実際に歌ってみた時に、川上の声にとても馴染んだという。自分達の「今まで」と「これから」を綴った曲。人がそれぞれ持つ心の感情を彼らが代弁してくれるかのようなような歌詞で、最後には一歩踏み出せる、そんな曲。
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第4位 Famous Day
何もタイアップになっていないこの曲が4位。この曲は、アルバムALXDの中でも難産となった曲。歌詞にもメロディにも苦労したという。曲のデモ事態はワタリドリと同様の時期からあったが、サビが思いつかず大変だった。半ばヤケになって歌ったサビはメンバーに受け入れられたが、川上は納得が行かず、暴言を言ったとか、いわないとか。一旦冷静になり、キーを変えるという手を加えることに。そして、川上も納得のこの曲ができあがった。結果「ALXD」の推し曲として君臨した。
歌詞は自分を探し、さまよって、最後は答えを見つけ出し、羽ばたいていくという内容。
第5位 Dracula La
ストレートな8ビートの曲。シンプルな曲で世間への浸透も早い。受け入れやすいサウンドで、つい口ずさんでしまうポップな曲。
この曲には秘密があり、曲を仕上げるときにテープをほんの少し早回しして、キラキラ感を出しているという。それに対し、メンバーに怒られるかと思った川上だが、意外にも賛成してくれたという。
早回しにすることで若干声が高くなっているかもしれない部分も気をつけて聞きたいポイントだ。
- MBS・TBS系ドラマ「女くどき飯」主題歌
2016年、4月20日にはNEW WALL/I want u to love me がリリースされ、名曲を生み出し続ける彼らのランキングも変動してくる可能性は大きいだろう。今後の活躍も楽しみだ。
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