レキシ 武田負けたなの歌詞が鮮烈。海街diaryにも出演の個性派
SHIKIBU feat. 阿波の踊り子(チャットモンチー) Music Video +「Takeda’ 2」 Rec映像 2015/11/10 公開
大流行したエグスプロージョンの「本能寺の変」につづくブレイク必至の歴史を題材にしたアーティスト「レキシ」。その日本史の歌う異色のアーティストの素顔に迫る。
レキシ基本データ
名前:池田 貴史(イケダタカフミ)
出身地:福岡県
1997年にSUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしてメジャーデビューする。アフロヘアがトレードマーク。テレビではイケチャンとしても活躍中。業界歴19年。2015年はフェスに精力的に参加し、両国国技館で1万人ライブも開催。
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ケビン・コスナーとレキシ
レキシ、池田貴史は音楽以外に演技でも才能を発揮する。映画「海街diary」で千佳の恋人の浜田三蔵役で役者デビューを果たす。是枝裕和監督は池田を役者として起用した理由をこう話す。
- (ライブ)ステージを見てなんて面白いしゃべりをする人なんだろうって。演技経験はなかったと思うんですけどね、直感的に(芝居が)できるに違いないと思ったんです。狙った通りというか現場のライブ感が演技に反映されるので、素晴らしかったですよ
と池田の業界屈指のトーク力と監督としての鋭い直感で彼の新たな才能を見抜いた。
また、映画出演したことによって、次のツアーのテーマを「映画」と決めたレキシ。そこでツアーにケビン・コスナーを呼ぼうと思ったが、コネクションがないから無理と言われ断念したという冗談を交える。実際にツアーには呼ぶことができなかったが、ツアーでは「どうも~、ケビン・コスナーで~す」と発し、会場を沸かせた。
めざましテレビ取材、レキシと歴史
めざましテレビで2016年ブレイク予想アーティストとして、2位にレキシが選ばれた。その結果に対しレキシは
- (他は)若手ばっかりですよね。もう言っても(今年)42、厄年ですからね。どうして選ばれたのか未だに謎です。
と話す。また歴史について尋ねてみた。
- レキシ:もちろん日本史が大好きです。ただ、これ、申し訳ないんですけど、世界史はまったくダメなんです。日本史オンリーで。
- スタッフ:どの時代が好きですか?
- レキシ:ほんと、よく聞かれるんですよ。レキシでやってる以上ここの時代だけっていったら角が立つでしょ。どの時代も愛でてあげないと(笑)よく言われるのが、これ受験とかその学生だったときにレキシの歌を聴いておけばもっともっと日本史の点数よかったんじゃないかなとか。はっ!(っと気づく)。これひょっとすると教材的な(笑)
- レキシ:(自分の歌を)聴いて、日本史にちょっと興味持ったくらいでオレはうれしいですからその声がうれしくてやっていますから。そこはウソじゃないですからね
と笑いも織り交ぜながらも、最後には伝えたい事をきっちと伝える抜群のトーク力で話す。
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レキシの日本史力チェック
さらにめざましテレビではレキシの日本史力チェックを行った
一枚の絵が隠してあり、部分的にめくっていき、誰かを当てる問題で、まず頭の部分をめくるレキシ。
- 頭の上の部分見たことある気も。(織田)信長じゃないかな
と言いながら胸のあたりをめくる。
- ここ一番ダメじゃん。紋が・・もう分かっちゃうでしょ、もう織田信長ですよ。
あ、これなに公開中の映画(信長協奏曲)とひっかけて?オイ!
と正解し、突っ込みまで披露する。今度は2枚の絵を用意し、「紫式部と小野小町を見分けてください」という問題で
- 小野小町はだって世界三大美女と言われてますから・・・似てるなぁ。どっちも同じじゃん!
と最初は自信ありげに話すが、顔をみて同じじゃんと突っ込むことでまたトークセンスを光らせる。そして筆をもっている部分に注目し
- この物語を書いているから書いてるっていう意味で源氏物語を書いた人っていうんで俺の探偵力で言いますと、こちらが紫式部じゃないかな。
とまた正解を出した。さらに「え?何ももらえないんですか?正解したら何かが見返りとして・・・」とちゃっかりと最後まで笑いを取るレキシであった。
最大の特徴 鮮烈な歌詞
レキシとその名のとおり、レキシの歌う曲は歴史について歌っている。
武士について歌った「きらきら武士」や京の橋の上で弁慶を待っているさまを歌った「LOVE弁慶」、大塩平八郎を歌った「salt&stone」など個性的な歌が多い。なかでも、曲調も、歌詞も鮮烈でインパクト大で耳に残り、つい口ずさんでしまうような曲が「Takeda’2 feat.ニセレキシ (U-zhaan)」だ。この曲は「SHIKIBU feat. 阿波の踊り子(チャットモンチー)」 のカップリング曲ではあるものの、「武田負けたな、織田に負けたな」や「織田は怒鳴るもん すぐに怒鳴るもん」と繰り返すゆるい歌に仕上がってるが、タブラ演奏者 U-zhaanのリズムでテンポよく鮮烈な歌詞で歌っている。このメロディーと歌詞は頭から離れないのは必至な楽曲だ。
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