ラヴソングドラマ裏話。撮影秘話とネタ検証とさくらが神代に貰った物
福山雅治・藤原さくら主演、「ラヴソング」のドラマをみているだけでは解らない撮影裏話とそのネタを検証。
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検証1:藤原さくらの役作り
演技がほぼ未経験だった藤原さくら。当初ドラマが始まる前から演技が心配されたが、その心配を見事打ち消してくれた。初回の方は大げさ感を感じる事はあったが、回数をこなすにつれて、「佐野さくら」を自分のものにしている。さくらというキャラクターの魅力が引き出されている。
いきなりの大抜擢に、本人のプレッシャーはかなりのものだっただろうが、彼女は果敢に役作に挑んだ。
まず、見た目から変身。役が決まったあと、茶髪にしたり、タバコ形のせき止め薬も吸ったり、さくらのイメージに近づくように努力。そして、短期間でバイクの免許をとるなど、よりさくらに近い環境をととのえた。
さらには難しい吃音という役にも挑戦している。
藤原は、さくらの苦労や悩みを知るため、特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会を訪問する。ここでの話がもとになっているため、さくらの悩みはよりリアルなものとなっている。
検証2:ドラマであってライブハウス
このドラマの主軸となるのは音楽。以前このSclaps!「ラヴソング月9ドラマで福山雅治が原作と藤原さくらでプレッシャー」でも紹介したとおり、このドラマに対する音楽の比重がかなりしめている。
そんなドラマの狙いとおり、このドラマはライブさながらの構成。
基本さくらが歌うシーンはカットをかけず一発で撮影され、その流れでの演技や、音楽以外で泣く場面も全て本物の自然なもの。
そのため、彼女の歌に引きこまれたあとはそのまま「さくら」という役に感情移入してしまう。
音楽に込める感情と、演技に込める感情が似ているのだろうか、すっかり佐野さくら=藤原さくらで定着してきている。
音楽が中心ということで、昔のバンド仲間としてキーボードを演奏する水野美紀は子供のころに習った程度だったものをドラマにむけ猛練習。
福山とのセッションシーンでは、演技と演奏でパニックになりつつも見事にこなしていた。普段の演技でもライブさながらの撮影。
さらに、ライブハウスのオーナー役を宇崎竜童が演じていることで、音楽に精通しているものが集う現場では、藤原が鼻歌まじりでギターを弾いていたら、福山がセッションしたり、宇崎と福山で真剣にギター談義をすることもあるという。
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検証3:タイトルと神代の衣装
- 「ラヴソング」というタイトルは、ストレートにテーマを伝えるために短いけど言いやすいタイトルに決定。
レコードジャケットをモチーフにしたポスターの文字は、藤原さくらの直筆。
- 神代のトレードマークとなっている革ジャンは福山がプロデューサーと一緒に選んだもので、体になじませるため、ドラマの撮影以外でもいつも来ているという。
そのため、神代にぴったりとあった革ジャンがかっこいい。
さらに第4話では増村に、「やっぱさ、おまえ白衣全然似合ってねぇぞ」神代が言われるが、ドラマの中では、革ジャンのほうがいい、音楽をやってるほうがいいという意図でのセリフだが、スタッフも含め、「ガリレオ」に関わっている人物が多いため、湯川学の姿を想像させ、ユーモアに富んでいる。
余談:アコギの周辺アイテム(神代からの戦利品)
第4話のゴミ捨て勝負での戦利品。神代がアルミケースから好きなの選んでいいよと差し出し、さくらが選んだもの。
- カポタスト:フレットに挟んで使用する。演奏曲のキーを自在に変更することができる。通称カポ。
「そのカポいいんだよね~」と神代の絶賛の一品
(写真:ラヴソング第4話 放送画面キャプチャー)
- ストリングス・ワインダー:弦を交換する際、素早く回せる道具。通称アルトベンリ。「あると便利」な道具。弦は手で回せるので、なくてもいいが、あると便利なためそう呼ばれている
(写真:ラヴソング第4話 放送画面キャプチャー)
「アルトベンリいいね」と神代も通称で呼ぶ。
その他のアイテム
- アコギ用の弦:アコギ用の弦。エレキ用よりも少し太い
- ギターケース:衝撃に弱いアコギなので、ハードなケース
- チューナー:アコギ用のチューナー
- ピック:ギターを弾くための道具。さまざまな形や硬さがある
- サム・ピック&フィンガー・ピック:指弾き用のピック。指先に付けて使用
- ギタークロス:ギターのボディを拭くクロス
- ポリッシュ:汚れを落とし、塗装表面を保護する
- ストラップ:立ってギターを弾くときに必需品
- スライドバー:弦の上をバーでスライドして演奏する時に使用
- アコギ用ピックアップ:アコギようのマイク
- 音叉:音合わせに使う二股に分かれた金属の棒。チューナーがない時に使う
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