アジカンがRe:Re:をリライトで話題沸騰の新ソルファでブレイク
ソルファ再録、11月30日リリース決定!!
止まらない快進撃!
2016年5月より放送される「NARUTO-ナルト-疾風伝」のオープニングテーマとして、アジカンの新曲「ブラッドサーキュレーター」がタイアップ!
ASIAN KUNG-FU GENERATION
- ボーカル、ギター:後藤正文
- ギター、ボーカル:喜多建介
- ベース、ボーカル:山田貴洋
- ドラムス:伊地知潔
驚きの計画
結成20周年の2016年、3月16日に新シングルを発売するASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン カンフー ジェネレーション)。そのシングルは11年半前にリリースされた名曲「Re:Re:」。過去の名曲を現代風にアレンジしてセルフカバーでリリースし直すことはよく聞くが、驚きなのは、「Re:Re:」が収録されたアルバム、「ソルファ」をまるごと再レコーディングし、2016年秋にリリースすることが決定している。過去にそういう例はほとんどないことから、業界でも驚きの声があがる。
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再レコーディングの経緯
後藤はずっとまえから「ソルファ」を録り直したいと話していた。「ソルファ」はすごく忙しい時期に作ったアルバムで、後藤自身はやろうとしていることに技術も含め体が追いついてなかった感じがあったという。
喜多も何年か前から、後藤が「録り直したい」と言っていたのは聞いていたが、今回、アニメ「僕だけがいない街」で「Re:Re:」のタイアップがあり、「ソルファ」の再録を今年中にする覚悟でき、実現に至った。
同じものでも違うもの
過去のアルバムをまるごとセルフカバーするというのはある意味事件でもあるくらい衝撃的なこと。それをやってのける彼らは、古くもあり、新しくもある。過去のものでありながら、その時代やそれを演奏する人の変化によって変わってくるもの。
後藤は、「音源だけで言っても当時の流行と今の流行は全然違うから。自分たちの好みも変わったけれど、世界的なサウンドの潮流も変わっているし、コンピューター技術の発達もあるし、だから今一番いいと思われているアウトプットで録り直すだけで、だいぶアップデートされてすはずなんですけどね」と話す。
それは、新しい「Re:Re:」を聞けば納得だ。今の音楽としてなんの違和感もなく、懐かしのメロディにはなっていない。まさに新曲のような感覚だ。過去も現在も「Re:Re:」は同じ曲であるが、それぞれ違う魅力を持っている。
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リライト
後藤は、アルバム「ソルファ」リライトすることについて、面白いと言う。それは、実験としても、どうしてこのアルバムがあれほど受け入れられたのかという構造について、もう一度封をあけてみることができるからだと言う。今になって、過去を見つめなおす。新たな何かが見つけられそうだ。
しかしながら、本来はこの試みは黙ってやりたかったという。20周年ということですでに発表してしまっているが、実はまだできていない曲のほうが多いのだ。
ソルファに対する思い
今まで数々のアルバムをリリースしてきたアジカンだが、この「ソルファ」だけは特別思い入れが深いようだ。
「ソルファ」に対しては心残りがあるようで、後藤は、バランスの悪さが自分たちの魅力ではあったが、当時はやりたいことに、いろんな面でついていけてなく、自分でもよく把握できていないまま作品が出来上がっているので、ちゃんと、マッピングしたいと思っている。ソルファは今演奏しても良い曲であるし、もっと整理できたという気持ちを抱えている。
その思いが今回のニューアルバム「ソルファ」につながった。すでに完成している「Re:Re:」を聞くと、今から「ソルファ」のリリースが楽しみだ。
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