さユり それは小さな、 僕だけがいない街。2.5次元酸欠少女とは
2.5次元パラレルシンガーソングライター酸欠少女さユり 2ndシングル「それは小さな光のような」
さユりとは
2.5次元で活動するアーティスト、酸欠少女さユり。2.5次元とは以前このSclaps!の「アルスマグナ「中の人」2.5次元コスプレダンスユニットの真実」で紹介したアルスマグナのように、アニメとリアルの間、2次元と3次元の間をさす。その2.5次元のシンガーソングライター、さユりは、ポンチョにはだしという独特のスタイルで、歌う19歳のシンガーソングライター。その個性的なスタイルと歌声で今注目の存在だ。
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2.5次元の活動
アニメとリアルを融合させたスタイルのさユりは、自分の分身であるアニメキャラと2.5次元の活動を続けている。3人のさユりがいて、1人は謎のさユり(???)、2人めは2次元のアニメキャラ、永遠の14歳のさユり。そしてリアルの3次元のさユりとで活動を続ける。リアルのさユりは、雨が好きで、鉄塔を拝む鉄塔マニア。さらに県境や街の境界が大好きという独特の感性の持ち主。小学生の時にギターを初めて以来、音楽にのめりこみ高校2年生の時に福岡から上京する。
「酸欠」した世界
さユりは「歌って行くことで自分も少しづつ強くなれるのかなと思っています。」と話す。2015年8月にデビュー曲「ミカヅキ」がiTunesロックジャンルで20日連続首位を獲得するという人気ぶり。イベントを行えばあまりのひとだかりに周囲は酸欠状態になる。また酸欠への思いをこう語る。
- 肉体的な居場所というよりは精神的な居場所がなかった。音楽をすることで(自分の感情を)ぶつけていたんですけど、自分の思い(本音)をしまって、みなさんがそういう思いを抱えているんだと思うので「酸欠」しているんじゃないかなぁと・・・どうですか?(笑)酸欠ではないですか?
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それは小さな光のような、僕だけがいない街
2016年、2月24日 2ndシングル 「それは小さな光のような」をリリース。この曲はフジテレビで放送中のアニメ「僕だけがいない街」のエンディングテーマになっている。「僕だけがいない街」は、3月19日に公開される藤原竜也主演の映画にもなる話題の作品で、主人公藤沼悟は直後に起こる事件や事故などの原因が取り除かれるまで直前の場面にタイムスリップする「リバイバル」と呼んでいる特殊能力をもつ。現在は大人になった悟だが、ある事件がきっかけで子供の頃にリバイバルする。悟は小学生の時に亡くなった「雛月加代」を守るために手をつくす。このアニメのエンディングになっている「それは小さな光のような」はこの作品の世界観をみごとに表現している楽曲。加代を守ろうとする悟が曲とリンクし、物語のよさも、曲のよさも高める最高の1曲に仕上がっている。
さユりはこの曲についてこう話す。
- 「守りたいと思う」というまっすぐでストレートな言葉・歌詞でごまかしがきかない、すごく強い意志を持って歌わないと軽くなってしまうし、「守りたいと思う」という気持ちが伝わらないと思ったので、そこは大事に自分の思いを込めて歌いました。
さユりの伝えたいこと
- 自分が苦しいときに生まれる曲がほとんどなので、自分を救える言葉をかざして歌詞にするようにしています。
- 今まさにつらい人もいるかもしれないしそんなことはないけどたまにちょっと落ち込むことがある毎日楽しいいろいろあると思いますが「朝が来るのがうれしい」と思えたらいいなと思います。私もそうなれるように歌います。
- 「優しい人」になりたいです。みんなが悲しいときに悲しくなったりうれしいときにうれしくなったり、ステキなんじゃないかなと思います
と苦しさを知っているからこそ表現できるさユりの世界。人が憂鬱と思う雨が好きなことや境界線が好き、2次元と3次元の境という独特の世界を持っているさユりの心震わせる音楽、それを歌う彼女は今後も注目すべき存在だろう。
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