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上原ひろみ グラミー賞受賞ピアニストとレキシ池田貴史との関係とは

上原ひろみ SPARK

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華麗なる経歴

その見た目からは想像できないエモーショナルな演奏を武器に世界をまたにかけ活躍するジャズピアニスト上原ひろみ。その経歴をまとめてみた。

  • 静岡県浜松市で生まれ、6歳でピアノを始める。そして8歳でジャズと出会いそのとりこになる。
  • 17歳の時には世界的超大物JAZZピアニストチック・コリアとの奇跡的な共演を果たす。
  • その後、アメリカの名門バークリー音楽院に入学し、在学中に世界CDデビューを果たす。
  • 2011年には参加したアルバム「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ」が世界を代表する音楽賞、第53回グラミー賞Best Contemporary Jazz Alubum」を受賞する。
  • 2015年にはニューヨークのジャズの殿堂、ブルーノートでの11年連続公演を成功させ、日本人では唯一という快挙を成し遂げる。
  • 同2015年にはロックフェスである FUJI ROCK FESTIVAL’15に出演し、会場を圧倒する。

ロックフェスに参加するなどジャズシーンにおさまらない活躍をする今、最も注目すべき天才ピアニスト

 

ジャズにおさまらないのは子どものころからだった

8歳で普通の子どもが出会うことはあまりないジャズ。上原の子ども時代も例にもれず、周りの子ども達はジャズには興味がない様子だった。

しかしその当時から、単なるジャズにおさまらず、クラスの子ども達も知っている当時の流行曲「おどるぽんぽこりん」をジャズっぽくして演奏してたという。上原のクラスメイトは、ジャズというかけ離れた世界と触れ合ういい機会を得たことだろう。

 

出会いと別れ

世界中をツアーでとびまわる上原は日本にいることが少ない。その多忙なるスケジュールをたずねてみると、朝から起きて一番にはじめることが荷造りだという。

荷造りを終え、空港へ向かい、飛行機にのる。目的地の街に行き演奏して、荷ほどきして、就寝。そしてまた移動といった毎日移動の日々だ。移動ばかりで出会いと別れの繰り返しだという。

毎日出会い、毎日別れる。その一連の行動を上原は「演奏をすることで、一瞬ものすごい心の近づきがあるので、家族みたいになったなと思ったら、離れるみたいな・・毎日寅さんみたいな(笑)」と話す。

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インプロヴィゼーションとお笑い

インプロヴィゼーション(IMPROVISATION)=即興演奏。基本ジャズは即興演奏。その場で思ったことを音にして紡いでいく。つまり、毎回演奏が変わるということだ。昨日やった演奏はもう二度とできない。その瞬間のみの芸術。

また、毎回新しい芸術が生まれているともいえる。その一般人にはとても想像できない即興演奏をどのように演奏しているか聞いてみると、自分でもどう考えているのか、わからないという。

つまりは考えて演奏しているのではなく、自身が持った感覚で指が勝手に動くようなもので、説明はできないという。それは自然なことであるようだ。その即興演奏について上原はこのように話す。

  • ほんとにそのときに存在すべきこ音とか空気を読むというか、この音が存在すべきかなということを考えるんですけど、お話しするのと似ていると思います。

またこの音のやりとりをお笑いにたとえてこうも話す。

  • お笑いとか見ていても相手の空気をよんで、どこのタイミングでつっこむかとか、発言するかっていうのは、すごく音楽に似てて、相手の今ってことを感じないと発言できないので。

音と会話する、まさに天才だからもちうる感性で音を紡ぐピアニストだ。

 

レキシとの接点

以前Sclaps!レキシ、武田負けたなの歌詞が鮮烈。海街diaryにも出演の個性派」で紹介したレキシ。そのレキシ池田貴史上原ひろみが出会ったのは意外にも音楽が接点ではなかった。

レキシ池田の知り合いの洋服屋が浅草にあり、その店で上原ひろみの夫でファッションデザイナーのMIHARA YASUHIROと出会う。三原氏が妻と近所のジャズクラブに行くからということで一緒に行き、そこで出会ったのが最初だった。

その後交流を深め、2012年にライジングサンロックフェスティバルにそろって出演することになった。2011年にも互いにライジングサンロックフェスティバルには出たが日程が違い、一緒できなかったが、2012年には同じ日ということもあり、レキシのライブに上原ひろみが飛び入りすることとなった。

その時は、レキシのライブの途中で上原がステージに入り、ピアノを奪い、お洒落なアレンジをし、バンドまで乗っ取るような形となった。池田が「なんなの?あなたなんなんですか!?」と聞くと、上原は「オシャレキシ!」と答え、自分でレキシネームを決めるというエピソードがあった。

 

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