岡崎体育、ミュージックビデオの歌詞が最高、名前の由来やライブ秘話
岡崎体育 MUSIC VIDEO
MVが超斬新!おもわずあるあると頷いてしまうMVでよく使われている演出方法について歌い、2016年7月中旬には、動画の再生回数が610万回を超え、ネットで話題沸騰中の京都出身のミュージシャン、岡崎体育。その彼について解明してみる。
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ミュージックビデオのあるある
岡崎体育の「MUSIC VIDEO」という曲は、MVにあるよくある演出について歌っている。
例えば、ビデオの中の人物はカメラ目線で歩きながら歌っていたり、その横からいきなり他のメンバーが出てきて合流したり、歌いつつカメラを手で隠し、その手をどければ違う場所に移動していたりと、MVにあるあると言いたくなくようなシーンが歌われている。
この他にも、女の子が出て来るMVでは、とにかく女の子が泣いたり、踊ったり、音楽を聴いていたり、窓にもたれたり、倒れさせてみたりといった演出について歌っている。
さらによくあるシーンでは、アナログテレビを無造作に並べ、砂嵐にして流していたり、ラメーン屋の見習いっぽい青年が店の前で落ち込んでいたりと、一度は目にしたことのあるMVのシーンばかり。
そのため、おもわず、あるあると頷いてしまう内容で共感が持てる。
MUSIC VIDEOで敵をつくっている?
ここまで赤裸々にMVの演出についてバラしてしまって大丈夫なのか、岡崎体育に聞いてみた。
- 体育:いろんな映像作家を敵に回すだとか、(メディアで)書かれたりしていたので、そういうわけじゃないんだよというのを今日、この場を借りて伝えられたらいいなと思います。平和に暮らしていきたいです。敵を作らずに。
といいつつも目立つためなら無理をしてしまうという岡崎体育であった。
独特な世界観が規格外
この岡崎ワールドにノックアウトされたのは一般人だけではなく、氣志團の綾小路翔はTwitterで、岡崎体育おそるべし、規格外と絶賛する。
これが縁で2016年9月に開催される氣志團万博に出演することになる。
もちろん岡崎体育はお笑い芸人ではなく、アルバム「BASINS TECHNO」でメジャーデビューを果たしたプロのミュージシャンである。
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「ミュージックビデオ」を制作した理由
格好のいい曲を作ることもできるはずの岡崎体育だが、どうしてこのような曲を作ったのか。
- 体育:今の時代、インターネットとかをインディーズのバンドやアーティストが利用するのが一番重要なことだと思っていので、自分たちの名前を売るために。それをうまく使ったモノを作りたいという発想から曲が生まれたんですけど。
自分の名前を広く知ってもらうためにあえておもしろ動画を作ったということだ。
名前が「体育」の理由
- 体育:電気グルーヴのメンバーの石野卓球さんが大好きで、卓球超えるものって何かなと考えた時に、カテゴライズ的に「体育」かなと思ったんで。完全にアンチ体育の体型をしているので大丈夫かな?とは思ったんですけど…
小さい頃からの夢
小さい頃から音楽が大好きで、作曲ができるゲームソフトで遊んでいた体育。
小学校の卒業文集に書いた言葉についてこう話す。
- 体育:作曲家になって世界の人に聴いいてもらいたいて書いていて、自分がその言ってることって、自分の意識に残るので、かなえなければという思いとか、行動にかられるので。
体育流・曲作り
現在も小学生の頃から使っている実家の学習机が曲作りの拠点。
レコーディングにも工夫をする。そんな彼の机のそばに得体のしれない物体が。
- 体育:この物体は何かというと、これはポップロックと言いまして、レコーディングする時にマイクに息がかかって、「ボボボボ」ってならないように、息をとめてる役割をしているんですけど、純正の製品があるんですけど、僕は母親の使用済みのストッキングを使って代用しているということをやってます。
ライブ秘話
ワンマンライブのファンの反応
- 今年の目標が岡崎体育のライブに行くことだったので達成しました。
- みんなが思っているけど口に出していないとか歌にしていないことを歌にしているのがウケるんだと思うんですよ。
実は体育はライブにはこだわりがあり、あまり映像は公開していない。
出まわらないライブ映像だが、特別に入手し確認してみることができた。
普通のライブにみえるが、映像を出したくない理由がわかる瞬間が記録されていた。
岡崎体育の曲で、歌の途中2番になって口パクだったことをカミングアウトする歌詞があり、その歌のとおりにマイクを口元から離し、口パクを暴露する。「みんな知ってるか! もう知ってるよな!」という体育にファンも笑顔で盛り上がる。
実は体育のライブはオール口パク。でもこれは歌うことから自由になることで、ステージでできるパフォーマンスの可能性を広げたいというこだわりからだという。
斬新で面白くて、それでいて曲作りに対する熱い思いを持っている、岡崎体育。今後も彼の動きに注目が集まる。
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