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キュウソネコカミ 魅力爆発。泣くな親父の歌詞に秘められた本当の思い

キュウソネコカミ泣くな親父

キュウソネコカミ基本データ

Vo/Gt :ヤマサキ セイヤ
本名山崎正也。1987年4月17日生まれの、和歌山県御坊市出身。
前身バンドは「セルフボラギノール」

Gt :オカザワ カズマ
本名岡澤和真。1988年6月28日生まれの、兵庫県篠山市出身。
前身バンドは「セルフボラギノール」

Ba :カワクボ タクロウ
本名川久保拓朗。1987年6月16日生まれの、静岡県出身。

Key/Vo :ヨコタ シンノスケ
1987年8月17日生まれ。
前身バンドは「BLANK MAP」

Dr: ソゴウ タイスケ
本名十河泰輔。1987年9月12日生まれの、愛媛県新居浜市出身。
前身バンドは「バカ力」

2009.12. 関西学院大学にて結成される。2010年より関西を中心に活動する。
2011.11.25 初期メンバーのベースのはがね丸が脱退し、それと同時にカワクボ タクロウが加入する。
2014.4.1 ビクターに入団する

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キューソネコカミと窮鼠猫噛み

キューソネコカミ

バンド名の由来は、大人気RPG、ファイナルファンタジーのアクセサリー「キューソネコカミ」から。
このキューソネコカミは、FFシリーズのX-2に登場するアクセサリーで、このFF X-2は、ユウナ、リュック、パインの3人の魅力的なキャラクターがミッションをこなしながらストーリーをすすめていくRPGで、物語の進行具合により、ストーリーレベルが上がっていく。特定のミッションをクリアすると「キューソネコカミ」が手に入る。これはストーリーレベル2という早い段階で手に入る珍しくもありがたいシロモノなのだ。
その「キューソネコカミ」とは、ピンチの時に絶大な効果を発揮するアクセサリーだ。それはなんのへんてつもない珠だが、ピンチのときにその力は解放されるというものだ。実際ゲームをプレイすると、ピンチ(死にかけ)になると攻撃・回復共に9999になるというまさに「キューソネコカミ」な逸品。

 

窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)む

「追いつめられた鼠が猫に噛みつくように、弱い者も追いつめられると、強い者に反撃することがある」という意味。

キュウソネコカミのライブパフォーマンス

2014年にメジャーデビューした兵庫県西宮市在住の5人組ロックバンド、キュウソネコカミ。客席にダイブし、手を頭上にあげた観客の手の上で転がったり、渡り歩いたり、とにかくハイテンションで破天荒なライブパフォーマンスが話題となり、現在、関西から全国のライブハウスへと活動の幅をひろげている。
結成の経緯は基本データでも記載したとおり、関西学院大学の部活の延長という感覚だという。現在27、28歳で、彼ら曰く「中途半端な歳」と若干自虐的に話す。

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卑屈な歌詞と超カッコイイ音楽

こじらせ系非リア充の彼らだが、その歌詞の卑屈さは誰にもまねできないまさに彼らの武器といえよう。
「真面目系クズです僕らは」などの卑屈な歌詞や「ヤンキーこわい」など本心を歌った曲や、ロトシックスで同じ数字を買い続け、売り場のばあさんに笑われるなど独特の歌詞を書き続ける。
しかしながら、その歌詞がのる旋律は「超カッコイイ」ものであり、音だけきいているとそんな卑屈な歌詞とは思えない。
そんな、歌詞の独創性と音楽のカッコよさが彼らの魅力を高めている。
作詞についてこう語る。

  • Q:自分たちの実体験なんですか?
  • A:だいだいそうですね 僕が(ヤマサキ セイヤ)あの、結構リア充じゃなくて、家でひとりでいるときにほかのメンバーがなんか、友達と遊んでるツイッターをみて俺は一人家にいる・・・(みたいな)
  • Q:どういう時に作詞するんですか?
    A:ほんとに、結構家でいるときが多いですね。あとなんかこう、(車で)走りながらとか、人の曲を聴いてるときに。

と意外にも「他人の曲を聴きながら思い浮かぶ」ということだ。しかしながら、他人の曲を参考にしたり、刺激を受けて、自分ならこう書くといった前向きな理由ではなく「何でコイツらが売れてるんだろう?」といった妬み、嫉みが含まれており、「(自分は)こっちじゃないほうを書こう」と思うという。さらに「僕らの世代でロトシックスの歌詞かいてるの僕だけですもん」とヤマサキは付け加える。

泣くな親父

この曲は嫁いでいく娘のいるお父さんの気持ちを「勝手に」歌っている。しかし非リア充な彼にもこの曲を書いた経緯があり、ヤマサキの妹、弟、いとこにカワイイ娘ができて、溺愛しているという。そんな時に、この歌詞を書いたら、全員が暗い顔になったそうだ。
特にきいてほしい歌詞は「娘にあしらわれ、嫁にも拒否られ凹む」の部分で、ここのフレーズがお父さんにとって一番きついらしいとのことで、特にこの一節をおしている。
そんな、かなしくもせつなくもある歌詞だが、そんなお父さんの応援ソングではなく、「こうなるんだよ、お前らは!」という気持ちで書いたということで、卑屈さは健在だ。
卑屈な歌詞ながらも、カッコイイ音で、見るものを魅了し、目が離せないキュウソネコカミは癖になる中毒性の強い実力派バンドと言えるだろう。

 

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